カテゴリ:3年生
5月29日(金)修学旅行3日目 陸前高田で響いた「群青」の祈り 〜受け取ったバトンを胸に東京へ〜

カテゴリ:3年生 5月29日(金)修学旅行3日目 陸前高田で響いた「群青」の祈り 〜受け取ったバトンを胸に東京へ〜
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 3日間にわたる東北への修学旅行も、本日が最終日です。
 今朝、陸前高田の皆様との間で開かれた「お別れ会」は、一生忘れることのできない、奇跡のような時間となりました。たった一泊二日。しかしそこには、東京の教室では決して作れない「本物の家族の絆」が生まれていました。この溢れる感謝を伝えるために、3年生はサプライズとして、ある一曲の合唱をホストファミリーの皆様に贈りました。
 曲名は『群青』。
 東日本大震災によって仲間を失った悲しみ、そして原発事故によって全国へ離ればなれになってしまった友への想いを込め、福島県南相馬市立小高中学校の生徒たちと音楽の先生が紡ぎ出した、祈りの歌です。
 この日のために、3年生は東京の地で何度も何度も練習を重ねてきました。「ただ綺麗に歌う」のではなく、東北で出会うすべての人へのリスペクトを声に乗せるために――。会場にイントロが流れた瞬間、空気の震えが変わりました。
「また会おうと 群青の街で――」
生徒たちの真っ直ぐな歌声が響き渡ると、ホストファミリーの皆様の目から、涙が溢れました。気仙沼で学んだ震災の記憶、陸前高田で注いでもらった無条件の愛情、そして自分たちの未来への決意。すべての想いが重なった生徒たちの歌声は、言葉の壁を越え、その場にいた全員の心を一つに結びつけました。
「私たちは、あの日を忘れない。そして、この絆を胸に前へ進む。」まさに本校の教育目標である「しなやかに未来を切り拓く人」としての強い意志を、生徒たち自身が音楽で見事に証明してくれた瞬間でした。温かく送り出してくださった陸前高田の皆様、本当にありがとうございました。
 深く温かい余韻を胸に陸前高田を後にした私たちは、次なる学びの地、世界遺産・平泉へと向かいました。中尊寺や毛越寺を訪れ、金色堂の輝きの奥にある「平和な理想郷」への祈りに触れ、この旅のすべての学びが一本の美しい線で繋がりました。
 1日目に気仙沼で受け取った「命のバトン」。
 2日目に陸前高田で出会った「絆」。
 そして最終日に平泉で触れた「平和の祈り」。
 本校として初めて挑んだ東北の旅は、すべての学びが一本の線で繋がり、生徒一人ひとりの心の中で「しなやかに未来を切り拓く力」へと昇華していきました。観光旅行では決して得られない、日本の過去・現在・未来を五感で巡る、極めて密度の濃い3日間でした。3年生の皆さん、本当によく学び、最高の旅をつくりあげました。
 この東北の地で紡いだたくさんの言葉と、受け取った大切なバトンを胸に、東京へと持ち帰ります。
 保護者の皆様、これまでの旅行のご準備、そして温かいサポートを本当にありがとうございました。一回りも二回りも逞しくなったお子様たちの「お土産話」を、どうぞ楽しみにしていてください。

公開日:2026年05月29日 16:48:46
更新日:2026年05月29日 17:07:47