カテゴリ:2年生
6月5日(金)移動教室3日目 〜命の尊さを五感で学ぶ。牧場体験と感動のフィナーレへ〜
2年生の移動教室は、ついに最終日、3日目でした。
お世話になった宿舎を退所した生徒たちが向かったのは、長野県の「鷹山ファミリー牧場」さんです。ここでは「食と命のつながり」をテーマに、様々な牧場体験に挑戦しました。本日のプログラムは驚くほど盛りだくさんです!
・魚つかみ体験&命をいただく
・食育牛の乳搾り体験
・ダイナミックなトラクター乗車体験
・体全体で動いて作ったバター作り体験
広大な緑のなかに佇む体験場に生徒たちが集合!これから始まる「命と向き合う体験」を前に、期待と少しの緊張が入り混じった表情で並んでいました。特に生徒たちの心に深く、そして強く刻まれたのは、魚つかみ体験とそれに続く「食」でした。冷たい水の中で元気に逃げ回る魚を、生徒たちは裸足になって必死に追いかけます。「とったぞー!」と大歓声!すばしっこく逃げる魚を自分の手で見事に捕まえ、満面の笑みが弾けます。仲間たちからも温かい拍手と歓声が沸き起こりました。
しかし、この弾けた笑顔のあとに、さっきまで自分の手のひらの中でピチピチと力強く動いていた魚を、牧場の方に教わりながら、自分たちの手で扱い焼いて食べます。「命をいただく」という重みを、その手で肌で感じる瞬間。さっきまで生きていた魚を目の前にし、生徒たちの表情は一気に真剣なものへと変わりました。「かわいそう…」「命を奪うのは怖い」。そんな葛藤の声が、小さく漏れ聞こえた班もありました。
生きているものを殺して、食べる形にする。普段、スーパーで綺麗にパックされた切り身のイメージがある生徒たちにとって、それは大きな衝撃であり、目を背けたくなる現実だったかもしれません。しかし、そこから逃げずに、しっかりと命と向き合いました。自分の手で焼き上げた魚を、両手で包むように持ち、いつも以上に心を込めて「いただきます」と口に運びます。「ごめんね」という申し訳なさ。そして「ありがとう」という深い感謝。一口ずつ、驚くほど静かに、そして大切に味わう生徒たちの横顔には、大人のような逞しさと気高さが漂っていました。
私たちが毎日食べているものは、すべて別の「命」の終わりであり、その犠牲の上に私たちの命が繋がっています。教科書の文字を追うだけでは絶対に得られない、「生きた食育」がそこにはありました。この魚の味を、そして命の重みを、忘れないことと思います。
また、大きな牛を目の前にした乳搾りや、新鮮なミルクから作った手作りバターの味は、大自然の恵みをダイレクトに感じる極上の経験となりました。
初日の台風による臨時休校、そして急なスケジュール変更。一時はどうなるかと思われた移動教室でしたが、2年生は見事なチームワークと判断力で、すべてのピンチを「チャンスと最高の学び」に変えてみせました。仲間と助け合ったウォークラリー、全員で揺られた電車の旅、雨を演出に変えたキャンドルファイヤー、 そして命の尊さを知った牧場体験。
この3日間で一回りも二回りも逞しく成長した2年生は、たくさんの思い出とお土産話を胸に、東京への帰路についています。急な変更にもかかわらず、学校の判断を信じて温かく送り出してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。生徒たちが帰宅しましたら、ぜひこの3日間の「ドラマ」をたくさん聞いてあげてください!
公開日:2026年06月05日 15:02:12
更新日:2026年06月05日 16:22:12