カテゴリ:1年生
6月12日(金)1年生の挑戦!弁護士の先生と挑む、正解のない「いじめの境界線」

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 本校が6月の「ふれあい(いじめ防止強化)月間」を通じて発信し続けている「命と心の尊さ」。先輩たちの熱い活動に続くようにして、本日、1年生の教室でも非常に深く、意義深い授業が行われました。
 今回は、第二東京弁護士会所属の弁護士の先生2名(うち1名は本校のスクールロイヤーでもあります)をゲストティーチャーとしてお招きし、「法律と人権のプロの目線からいじめを考える特別授業」を実施しました。人権についての基礎を学んだ後、1年生が挑んだのは、ある「リアルな事例」の検証です。普段から仲良く遊んでいるように見える、A・B・C・Dの4人組。しかし、その内情は以下のようなものでした。
 〇Aに対して、他の3人が日常的に文句を言う
 〇Aの見た目の特徴を「あだ名」にして呼ぶ
 〇Aが他の3人に金品をおごる行為が、遊びに行くときの「当たり前」になっている ・・・
 「これは、いじめなのか、それともただの悪ふざけなのか」綺麗事のいじめ防止ではなく、中学生の日常の地続きにある「グレーゾーン」の事例だからこそ、教室には心地よい葛藤の空気が流れます。その後、授業はいじめの「法的・本質的な定義」へと進み、被害にあったAさんの本当の気持ちが綴られた手紙が紹介されました。周りからは笑顔に見えても、その心はどれほど傷ついていたのか。手紙の言葉をじっと聞き入る生徒たちの目は、真剣そのものでした。
 この授業で何より素晴らしかったのは、1年生たちの「アウトプットの質の高さ」です。「私はこう思う。なぜなら……」。自分の意見を言葉にし、周りの意見と比べ合う生徒たち。正解のない問いに対して、互いの感性をぶつけ合いながら、いじめの本質へと迫っていきました。「あだ名でも、本人が傷ついていたらそれは攻撃だ」「おごらされている時点で、対等な友達じゃない」。誰一人として人任せにせず、自分の考えを堂々と述べ、周りの意見と真摯に比べ合う姿が教室のあちこちで見られました。その姿は、入学して2ヶ月が経ち、中学生としての自立と、心の逞しさを大きく感じさせるものでした。
 先日の全校朝礼で校長が全校生徒に投げかけた、「自分のストレスを誰かにぶつけるダサい人になるのか。それとも仲間と肩を組んで前を向くカッコいい人になるのか」という問い。今日の授業を経て、1年生は「カッコいい西中生」としての心の軸を、自らの力でしっかりと掴み取ってくれたと確信しています。
 ご多忙のなか、生徒たちの心に種を蒔いてくださった弁護士の先生方、本当にありがとうございました!

公開日:2026年06月12日 16:23:14
更新日:2026年06月12日 19:49:53