カテゴリ:3年生
8月4日(火)江東区海外短期留学「解団式」で西中の代表生徒が伝えた、本物の言葉。
昨日もお伝えした「第37回 江東区立中学校生徒海外短期留学 解団式」の続報です。本日午後、江東区教育センターにて、11日間のカナダ留学を終えた42名の留学生たちや関係者が一堂に会し、素晴らしい式が開催されました。
来賓である江東区長からの温かいお言葉に続き、団長挨拶が行われ、いよいよ式は最大のハイライトへ。本校3年生のSさんによる「帰国挨拶(代表スピーチ)」の時間が訪れました。
全体の前へと登場したSさんが手にする原稿には、素敵な工夫が施されていました。「スピーチは見た目(プレゼンテーション)も大切」という意識のもと、昨日、カナダの国旗やデコレーションシールをあしらったオリジナルの台紙を自らの手で作成し、仕上げていたのです。その細部へのこだわりと、江東区の代表としての高い誇りが、台紙一枚からも真っ直ぐに伝わってきました。
驚かされたのは、この本番を迎えるまでのひたむきな努力のプロセスです。本日も午前中に所属する吹奏楽部の熱心な練習がありましたが、その前の「朝の早い時間」に誰よりも早く登校。まだ静まり返る部屋で、手作りの台紙を手に何度も何度も本番さながらの事前練習を重ねていました。部活動で仲間とともに美しい音を響かせるその瞬間まで、もう一つの大舞台に向けて妥協なく自分を磨き上げる姿には、凛とした強さと、未来を自らの手で切り拓く頼もしさが満ち溢れていました。
そして始まった本番のスピーチは、まさに圧巻の一言でした。一字一句のニュアンスにまでこだわり、朝の誰もいない部屋で磨き上げてきた言葉が、会場の静寂の中に響き渡ります。カナダの雄大な自然から学んだこと、ホストファミリーの優しさに触れて得た自らの気づき。Sさんが紡ぎ出す臨場感あふれるストーリーと、心のこもった声に、会場中が固唾をのんで聞き入りました。
その挨拶があまりにも立派で、心の深い部分にまで届いたため、客席では保護者の方々や関係者など、何人かの大人たちが静かに涙を誘われる姿が見られました。教室内での学習を越え、実体験を通して得た豊かな知性と感性が、大人の心をも激しく揺さぶった感動的な瞬間でした。
スピーチの後は、留学生全員による合唱が披露されました。現地カナダでも披露し、国境を越えて人々の心を繋いできたその歌声は、42名の強い絆そのものであり、教育センター全体を温かい感動で包み込みました。西中の誇りとして、陰の努力を積み重ねて大役を完璧に果たし、会場を涙で満たしたSさんに、心からの大きな拍手を送ります。
なお、10月24日(土)に実施する本校の「文化発表会」で、カナダ短期留学の報告会も実施する予定です。
*一番下の写真は、短期留学で行ったカナダ・スクォミッシュの去年の風景です。
公開日:2026年08月04日 17:03:07
更新日:2026年08月04日 17:23:42